新幹線の自由席と指定席の「具体的な」違いはどのようなもの?

交通

駅 新幹線に乗る前に悩むこと、「自由席と指定席の違い」って何?そのような疑問も出てくるかもしれません。
参考
新幹線に乗るには
  • 乗車券
  • 特急券
この2つが必要
特急券の種類として「自由席と指定席」に分かれてます。
とはいえ「何が違うの?」と思いますよね。 そこでこの記事では、新幹線の自由席と指定席の違いや、それぞれのメリット・デメリットも併せて解説致します。
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新幹線に乗るには2枚のきっぷが必要

新幹線は普通の電車のように乗車券が必要で、その他に特急券が必要になります。
特急券とは充実した設備と高速で移動できる対価として払うもの
そして、新幹線の特急券には自由席と指定席の2つあり、指定席でも更にグレードの違いによって料金が分かれてたりします。

自由席と指定席の違いは?

料金の差 自由席は指定席に比べて530円安い
席に確実に座れるかの差 指定席は席を確保してあるので必ず座れる
座席のグレード 自由席と指定席ではほぼ変わらない
主な違いはというと「料金」と「確実に座れるかどうか」の2点が大きな違いと言えるでしょう。

自由席と指定席の料金の差

自由席であろうと指定席であろうと特急料金はかかりますが、自由席特急券は指定席特急券よりも530円安い価格に設定されてるお得な料金体系。
<一例として> 東北新幹線「東京~盛岡」まで乗車した場合(乗車券8,580円)
  • 自由席特急券5,380円
  • 指定席特急券5,910円
※例外的に「はやぶさ」「こまち」などの再速達種別の列車は、6,310円と高めの設定
東海道新幹線「東京~新大阪」まで乗車した場合(乗車券8,910円)
  • 自由席特急券4,960円
  • 指定席特急券5,490円
※例外的に「のぞみ」のような再速達の列車は、5,810円と高めの設定
自由席は指定席よりも530円安く、かつ年間を通じて同じ金額。 一方指定席は乗る時期によって変動します。
指定席は時期により価格が変更
最繁忙期 +400円
繁忙期 +200円
通常期 変更なし
閑散期 -200円
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お盆や年末年始、GWに移動すると+400円と割高になってしまいますよ。

指定席でも加算運賃のある列車

これは時期による価格変動とはまた別の話で、
  • 東海道/山陽新幹線「のぞみ」
  • 山陽/九州新幹線「みずほ」
  • 東北新幹線「はやぶさ」
  • 秋田新幹線「こまち」
この4列車の指定席(はやぶさとこまちは全列車指定席のみ)利用時には、別途加算運賃というものが設定されてます。
のぞみ・みずほ 210円~1,060円の加算運賃
はやぶさ・こまち 100円~520円の加算運賃
この加算運賃がかかるため、上記4列車の指定席に乗る場合には、やや高めの料金となる点に注意してください。
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自由席に乗るメリットデメリット

メリット
自由席は乗車当日であれば好きな列車に乗れるので、時間に縛られないなど自由度が高いことの他、料金が530円安いのでお財布に優しいです。 また、乗車してから指定席に空席があれば、車掌さんに差額を払って変更ができる等自由度が高い。 関連記事新幹線自由席はどこに座ればよい?着席率を上げる方法を解説

デメリット
席が指定されてないので、お盆などの繁忙期には座れない可能性がある。 また、途中駅から乗る場合も既に先客がいる場合には好きな席に座れない可能性がでてくる。
自由席は必ず座れる?
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必ず座れる、とは言い切れません。
始発駅であれば待てば座れますが、特に繁忙期などは早い時間から並ぶなど、待ち時間は長くなります。 また、途中駅から自由席に乗る場合は、列車が混雑していると当然の事ながら自由席には座れません

自由席のある新幹線

東海道新幹線「のぞみ」 1~3号車
※繁忙期は全車指定席
東海道新幹線「ひかり」 1~5号車
東海道新幹線「こだま」 1~6・13~16号車
山陽新幹線「こだま」 1~3・7・8号車
※13・14号車は指定席となる場合があります
九州新幹線「みずほ」 1~3号車
九州新幹線「さくら」 1~3号車
九州新幹線「つばめ」 1~3号車
東北新幹線「はやぶさ」 自由席なし
東北新幹線「はやて」 自由席なし
東北新幹線「やまびこ」 1~5号車
東北新幹線「なすの」 基本的にグリーン車・グランクラス除きほぼ自由席
秋田新幹線「こまち」 自由席なし
山形新幹線「つばさ」 自由席なし
上越新幹線「とき」 1~5号車
上越新幹線「たにがわ」 基本的にグリーン車・グランクラス除きほぼ自由席
北陸新幹線「かがやき」 自由席なし
北陸新幹線「はくたか」 1~4号車
北陸新幹線「あさま」 1~5号車

指定席は確実に座れる

事前に乗る列車を予約しておくことで、確実に席を押さえることができます。
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予約してあれば、繁忙期や途中駅から乗る場合には、席が空いてるかどうか?心配しなくて済みますよ。
ただ、デメリットとしては
  • 料金が自由席より高くなること
  • 特に繁忙期はより高くなる
  • 予約した列車に縛られる
  • 予約した列車の予約した座席にのみ座れる「他の座席には座れない」
  • 指定席から自由席への変更はできない
など料金面で高いことが挙げられます。
指定席に乗り遅れたらどうなる? 救済措置として、乗車当日であれば後続列車の自由席に乗ることができます。

快適性を求めるならグリーン車・グランクラス

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指定席料金よりも値段は上がりますが、落ち着いた空間を求めるならグリーン車・グランクラスもいいかもしれません。
新幹線の座席は基本は2列+3列ですが、
  • グリーン車:2列+2列
  • グランクラス:1列+2列
と席自体も大きめですし、シートピッチも広めになってます。
一例:東北新幹線で東京~仙台へ移動した場合
指定席 乗車券6,050円+指定席5,360円
グリーン車 乗車券6,050円+指定席9,020円
グランクラス 乗車券6,050円+指定席14,260円

参考:自由席の乗客が指定席車両に立ち入れない?

全く問題なく入れますし、指定席のトイレを使うこともできます。 但し、グリーン車とグランクラスは別です。
グリーン車とグランクラスは、それぞれ利用者のみ車両に立ち入れる車両ですので、基本は立ち入りもトイレ利用もできません。
そもそも普通車にもトイレが設置されてますので、わざわざグリーン車のトイレを利用する必要はないと思いますが。

自由席と指定席にシートの差はない

基本同じ座席の大きさに座席配置なので、自由席だから狭いということはありません。
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ただ、秋田新幹線と山形新幹線の場合は小ぶりの新幹線のため、ややコンパクトな車体ですよ。

新幹線のきっぷはどこで購入?

  • JRのみどりの窓口
  • 駅の新幹線用自動券売機
  • 旅行会社のパッケージ
  • ネット
新幹線きっぷ購入は、上記の通りさまざまな方法で入手可能。
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きっぷを買うのが不安なら、みどりの窓口がおススメ!対面販売なので、疑問点もその場で聞けますよ。
切符を買う時に伝えること
どこからどこまで乗るのか?
自由席なのか指定席なのか?
新幹線に乗る日付と、指定席なら時間も伝える
片道か往復か?
この4点を伝えればOKです。

新幹線のきっぷを更に安く買うには?

JR各社ではオンライン上で切符を購入できますが、JR東日本であれば「えきねっとトクだ値」、JR東海なら「EX早得」など、前もって予約をすることで割引を受けられる乗車券が販売されてます。
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より安く購入したい、そんな時にはオンラインで購入と覚えておいてくださいね。
また、その他にも新幹線とホテルがパッケージされた乗車券も発売されてたりします。 旅先や出張で泊まるところが未定ならば、このようなパッケージを利用するとかなり破格で移動できますよ。
参考東京~新大阪を移動した場合
通常料金「のぞみ指定席の場合」 片道:14,720円
新幹線ホテルパック(一例) 往復新幹線とホテルが付いて31,900円~37,900円

切符はいつから購入できる?

乗車1か月前の10時から購入できます。
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